みなさんは「SDGs(エスディージーズ)」という言葉を聞いたことがありますか?これは「持続可能な開発目標」といい、2030年までに世界をより良くするために国連が掲げた17の目標です。その中でも、最初の目標は「貧困をなくそう」です。
世界では今も約7億人以上の人々が1日1.9ドル(約250円)未満で生活する極度の貧困状態にあります。貧困は食事・教育・医療といった基本的な生活を難しくし、子どもたちの未来を奪っています。私たちが暮らす日本でも、相対的貧困といって、生活が困窮している家庭は少なくありません。
普段、私たちが手にする衣服や日用品、その多くは発展途上国で生産されています。そこで働く人々は、低賃金や過酷な労働環境の中で生活をしています。つまり、私たちの日常生活と「世界の貧困」は、実は深くつながっているのです。
黒田商事では、資源リサイクル事業を通じて、使用済みの金属や資源を回収し、新たな資源として再利用する仕組みを提供しています。これにより、地球の資源を守り、持続可能な社会づくりに貢献しています。資源の有効活用は、経済的な価値を生み、雇用や産業の発展にもつながり、間接的に貧困の解消にも役立っています。
貧困問題は遠い国の話ではありません。私たち一人ひとりが、環境にやさしい製品を選ぶ、リサイクルを心がけるなど、身近な行動から貢献できます。次回は「飢餓をゼロに」について考えてみましょう。